千葉市で特区民泊を始める前に知っておくべきコト

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千葉市の一部では特区民泊をすることができます。
特区民泊とは旅館業の特例で、住宅を使った宿泊業をすることができる特別なものです。

今回は千葉市で特区民泊を始めようと思っている方にむけて、必要な条件・設備など知っておくべきことや特区民泊営業を始めるまでの流れをお伝えします。

1.千葉市で特区民泊ができる場所

千葉市では、若葉区と緑区で市街化調整区域または市街化区域の住居専用地域で特区民泊をすることができます。

1-1.市街化調整区域とは?

開発を抑制されている地域です。主に田園地帯です。
原則、新しい建物を建てたり、開発をしようとする場合は都道府県知事の許可が必要です。

1-2.市街化区域の住居専用地域とは

都市計画法によって定められている用途地域のうち以下の4つを指します。

・ 第一種低層住居専用地域
・ 第二種低層住居専用地域
・ 第一種中高層住居専用地域
・ 第二種中高層住居専用地域

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2.千葉市で特区民泊をする時に必要な設備

特区民泊をするにあたり、どんな建物でも良いというわけではありません。
千葉市だからといって、他の地域の特区民泊と特別に変わることもありません。
国家戦略特別区域法施行令第国家戦略特別区域法施行令第12条に沿って施設を整備していく必要があります。
ガイドラインを参考に設備要件の一部を見ていきましょう。

2-1.面積は25㎡以上

ゲストが使用するスペースが25㎡以上必要です。
ゲストが利用する寝室のほか・キッチン・お風呂・お手洗い及び洗面設備を含めて、25㎡以上であればOKです。
ちょっと手狭は1Kアパートですと、厳しいかもしれません。
また、ゲスト一人当たりの床面積は、有効面積 3.3 ㎡以上必要です。

2-2.その他設備についての留意点

最低限、寝室の他にキッチンやお風呂、お手洗い及び洗面設備を備えることが必要です。
また、各設備にも諸条件があります。併せて、細かい条件も後程ご紹介するガイドラインを見て下さい。

・お手洗いは水洗かつ洋式

ボットン便所や和式のトイレですと条件を満たせません。
民泊は外国人旅行客を想定しているため、ゲストが困らないように配慮してあげましょう。
ただ、水洗でなくとも防虫・防鼠及び防臭を効果的に実施できる措置を取っておけばOKな場合もあります。
保健所環境衛生課に相談してみましょう。

・洗面台とキッチンの流し台は別にする

古いアパートですと洗面台が無い!なんて物件もあるでしょう。
そうした場合、キッチンの流し台で洗面するしかないのですがこのような建物は条件を満たしていません。

台所とは別に、流水式の洗面台を設けること。
引用 : 千葉市国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業に関するガイドライン 

ガイドラインにもしっかりと明記されています。

3.ゲストを宿泊させる期間は2泊3日以上

千葉市で特区民泊をするには、ゲストの最低滞在日数が2泊3日以上であることが条件です。
例え、ゲストが「急に帰ることになったから!」など3日間を満たずに出ていったとしても、3日分の料金をもらう必要があります。
値引きや返金などができませんので、トラブルにならないようにあらかじめきちんと説明しておきましょう。

4.千葉市特区民泊の始め方

まず、関連各所に相談することから始めます。
特区民泊の営業をはじめるまでに最低3カ月はかかるとみておきましょう。

4-1.関連各所に相談する

以下の機関へ相談が必要です。
一番初めに相談へ行く場所は、保健所環境衛生課です。

・保健所環境衛生課
制度の概要、必要な手続きについて説明を受けてください。

事前予約をした上で、図面など必要書類を持参して行きましょう。

保健福祉局健康部保健所環境衛生課
千葉市美浜区幸町1-3-9 千葉市総合保健医療センター2階
電話:043-238-9939
ファックス:043-238-9945
kankyo.PHO@city.chiba.lg.jp

消防関係の相談も必要となります。

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・消防局 指導課
各消防用設備等の設置等について相談してください。
・消防局 予防課
認定申請書の添付書類に「消防法令適合通知書」が必要になりますので、相談してください

また、並行して他の部署にも適宜相談をしましょう。

・宅地課
施設が市街化調整区域内にある場合、都市計画法上の用途変更等の手続きが必要となりますので、相談をしてください。・建築審査課
建築基準法における新築、増築、用途変更等の手続きがある場合、相談をしてください。・観光プロモーション課
農業体験、観光資源を組み込んだ事業について相談をしてください。・収集業務課
事業所ごみとしての処理方法について相談をしてください。
また、浄化槽を設置する場合、設置及び維持管理等について相談をしてください。

4-2.営業に向けた準備・申請準備

関連各所に事前相談をして、やっとここで実質的な準備段階に入ります。

・周辺住民への説明
周辺住民へ「ここで特区民泊」をするぞ!という説明が必要です。
黙って特区民泊の営業をすることはできません。

【施設の周辺地域の住民とは】

① 施設を構成する建築物に居住する者
② 施設を構成する建築物の敷地に隣接する土地に存する建築物(外壁間の水
平距離が20メートルを超えるものを除く。)に居住する者
③ 施設を構成する建築物の敷地が道路、公園その他の空地(以下「道路等」
という。)に接する場合にあっては、当該敷地と道路等の境界からの水平距
離が10メートルの範囲内の土地に存する建築物(外壁間の水平距離が
20メートルを超えるものを除く。)に居住する者
引用 : 千葉市国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業に関するガイドライン 

・施設整備
居室の整備、建物・付属設備の設置、修理、修繕、看板の設置など

民泊営業をするのであれば、ここが民泊施設であること示す看板などを設置しなくてはなりません。
また、古い家屋であれば修繕なども必要ですね。

・消防検査の受検
消防用設備等の検査・消防法令適合通知に係る検査

法令に沿って、消防設備が設置しなくてはいけません。
その他にも細々とした準備が必要となります。

・マニュアル作成など運営体制の整備
清掃方法、寝具類の管理方法、廃棄物処理方法、外国語の対応、滞在者受付方法など

・農業体験、観光などの事業または情報提供の準備


・申請に必要な書類の準備

ここまで来たら、手間のかかる作業はほぼ終わりです。

4-3.申請から特区民泊営業開始まで

千葉市の特区民泊の申請手数料は22,100円です。
保健所環境衛生課に申請書類一式とともに支払います。
申請から営業開始まで、約1か月とみておきましょう。

・申請

・現地調査

申請をすると現地調査が行われます。
この時に、民泊施設の設備やゲストに対するマニュアル、宿泊名簿などを確認されます。

・審査

・認定証交付

審査に通ると、特区民泊の認定証が交付されます。
これでいよいよ特区民泊の営業をスタートさせることができます。

5.千葉市で特区民泊をするのなら上手に補助金を活用しよう

現在は募集が行われていませんが、千葉市は特区民泊施設の整備経費の一部補助を行っています。

【補助の対象者】

(1)市内の特区民泊施設における特定認定を受けた事業者
(2)市内の特区民泊施設における特定認定を受けようとする事業者

補助の金額は 「補助対象経費の2分の1以内」であり「1事業者に対する補助金の上限は30万円」です。
今後もこのような補助金をはじめとした支援が行われる可能性が非常に高いので、申請期間など情報収集を日ごろからしておくようにしましょう。
リンク : 千葉市特区民泊施設の環境整備促進事業補助金のご案内

まとめ

千葉市の特区民泊についてお伝えしました。
対象地区は若葉区と緑区で市街化調整区域または市街化区域の住居専用地域です
補助金などを上手に活用して積極的に盛り上げていきたいですね。

【千葉市条例】(PDF:103KB)

【千葉市規則】(PDF:289KB)

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